2017年11月5日日曜日

エレクトロニクス実装学会第64回教育セミナー(2017年11月15日13:00~於回路会館)

第64回教育セミナー「超スマート社会に向けた「JISSO 5.0」~IoT/AI編~」

主催:一般社団法人エレクトロニクス実装学会 教育事業委員会
協賛:一般社団法人日本電子回路工業会
参加申込みフォームはこちら

概要

第64回のエレクトロニクス実装学会セミナーでは、IoT、AI、機械学習に関する講座を開催します。政府の第5期科学技術基本計画では「Society 5.0」が提唱され、超スマート社会が提示されています。この計画に対してエレクトロニクス実装がどのように貢献できるのか、例えば学会として「JISSO 5.0」を提唱し、それを実現するための材料、プロセス、デバイス、回路、検査、の各分野においてIoT、AIを活用したアプローチの可能性が考えられます。
ディープラーニングが注目されて以来、社会、産業界において、AI、機械学習は、もはや使えるかどうかの議論ではなく、その大きな有効性を引き出すためにはどうすればよいかという議論になっています。特に機械学習では、応用分野のデータをどの程度持っているか、どの程度作成可能かが得られる性能を左右すると言われています。データ収集のためにIoTは有効であり、IoTを用いて機械学習に使用可能なデータをどのように採取すべきかと、いう課題に対して成果が得られつつあります。このような、IoT、クラウド、機械学習、実問題の効果的な解法、および、製品、材料、プロセスの設計、最適化に使用するためのAI技術は何かをエレクトロニクス実装という観点から、把握する場はこれまでありませんでした。
本セミナーは、これらの基礎をきちんと把握したい、実際に応用するには何をどうすればよいのか、という知識を得ていただくことを目的としています。AIについてきちんとした知識を得たい、IoTの課題と解決方法を知りたい、など、多くの方々のご参加をお待ちしております。
実施要項
開催日時2017年11月15日(水)13:00-17:30
会  場エレクトロニクス実装学会地下会議室(回路会館)
〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-2  TEL.03-5310-2010
(JR中央線西荻窪駅下車徒歩約7分)
アクセス
参 加 費
正会員:10,000円
学生会員:3,000円
シニア会員:5,000円
名誉会員:無料
賛助会員の社員:10,000円
賛助会員の社員(クーポン使用):無料
協賛の社員:10,000円
非会員:20,000円
非会員学生:3,000円
定  員100名(先着申込順 定員になり次第締切ます)
プログラム
1.13:00-13:45 人工知能技術戦略について
人工知能の政府の司令塔である人工知能技術戦略会議が本年3月にとりまとめた人工知技術戦略と、これに基づく経済産業省の人工知能の研究開発の取組についてお話いたします。
経済産業省
産業技術環境局 研究開発課 
産業技術プロジェクト推進室長
 松本 真太郎 様
2.13:45-15:15 設計・製造技術者のためのAI(人工知能)入門
 ― ディープラーニングからアルファ碁まで、その基礎を解説 ―
本講はAI(人工知能)が専門外の方々を対象として、はじめにAIの全体像を概説した後、ディープラーニングやアルファ碁をはじめ、いくつかのAIの代表的な技術について、設計・製造技術者の観点に立って、その基本を分かり易く解説します。
筑波大学大学院 安永 守利 様
15:15-15:30 休憩

3.15:30-16:15 ニューロモーフィックコンピューティング
迫り来るムーアの法則・デナード則の終焉を契機とし、フォン・ノイマンアーキテクチャを補完する新しいアーキテクチャとして、ニューロモーフィックコンピューティングが脚光を浴び始めています。本講演では専門外の方々を対象とし、その技術的背景全般をはじめとして弊社で取り組むいくつかの研究内容を含め紹介いたします。
日本アイ・ビー・エム(株) 石井 正俊 様
4.16:15-17:00 すべてはセンシングから始まる~IoT活用技術~
IoT適用の成否の最初のポイントはセンシングであり、計測したい情報をセンサーに委ね、その情報を如何にして、有益な情報に最適化できるかが大切である。本講演では、当社がセンサー、通信モジュール、ソフトウェアを組み合わせて、具体的なアプリケーションに適用した事例と、日本国内外での実証実験や本格運用に向けた試験適用における成功事例、失敗事例を紹介しながら、今後のIoTマーケットに対して、どのようにアプローチすべきかを考察する。
CMエンジニアリング(株) 長谷部 寛昭 様
問い合わせ先一般社団法人エレクトロニクス実装学会
教育事業委員会
kyoiku\jiep.or.jp
(メールアドレスは\を@に置き換えてください)

AIロボット

http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100859.html

http://www.forum8.co.jp/fair/image/design-fes2016/day1/lecture01.pdf
http://www.forum8.co.jp/fair/image/design-fes2016/day1/lecture01.pdf

IoTとは?
 
http://www.kiai.gr.jp/jigyou/h27/PDF/1109p1.pdf

http://kiai.gr.jp/jigyou/h28/PDF/0617p1.pdf


http://www.soumu.go.jp/main_content/000361964.pdf


(参考)AIチップと5Gに重点、2018年度概算要求
 各省庁の2018年度概算要求が出そろった。IT関連では人工知能(AI)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)、次世代モバイル通信「5G」など、新たな産業基盤を担う技術への要求が目立つ。


AI特化の次世代半導体チップ開発
 経済産業省は「AIチップ・次世代コンピューティングの技術開発事業」と題して、従来のIoT向け技術開発事業を改編したAI関連予算を要求した。2018年度の要求額は100億円だ。半導体チップの集積度が1年半~2年で倍増するムーアの法則が成立しない「ポストムーア」の時代に向けた、AI用途に特化した半導体チップを開発することを目指す。

 具体的には分散処理技術のエッジコンピューティング向けAIチップの開発を推進するほか、省エネ性能を高めやすい非ノイマン型の半導体チップや、組み合わせ最適化問題を高速に解ける量子コンピュータの研究開発も進める考え。100億円の予算は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じて大学や企業に配分する。

 半導体チップの開発には設計/検証ツールやチップ試作サービスの利用などに「億単位の初期投資がかかる」(経産省 情報産業課)ため、スタートアップ企業にはハードルが高い。同省はスタートアップ企業向けにチップ開発の環境を整備する事業を始める計画も立て、予算として26億円を要求した。

 AIチップは海外では米グーグルや米インテル、国内でもPEZY ComputingやPreferred Networks、富士通などが開発を進めている。国から の資金面での支援拡充により、国内のAIチップの開発熱がさらに高まりそうだ。


人工知能やロボットのエンジニアが不足
 いわゆる「プロ経営者」のヘッドハンティングでもない。現場で働くエンジニアの採用の話である。それも、人工知能(AI)やロボットの分野だ。
 企業はのどから手が出るほど欲しい一方で、最先端の研究に携わる人材は大学院の博士課程に属しているか、まだ卒業して間もないというケースばかり。
需要に比して供給が圧倒的に足りていない。
未経験の新卒でさえ給料が“爆騰”する理由はここにある。

 

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